杉田川渓谷の遠藤ヶ滝遊歩道を登ること約30分、大岩の間から轟々と水音を轟かせながら流れ落ちる遠藤ヶ滝にたどりつく。この滝は昔、文覚上人(遠藤盛遠)が深山霊谷で滝に打たれ荒行を修めた場所といわれている。遠藤ヶ滝不動尊は山岳修行道場となり多くの修験者が訪れた。滝への途中には女人堂碑が建てられており、昔はその先に女性が足を踏み入れる事は禁じられていた。
途中、大小四十八の滝があったので遠藤ヶ滝四十八滝ともいわれていたが、現在はその全てを確認する事はできない。遠藤ヶ滝の少し下流にある三日月の滝は扇型の見事な広がりを見せる。